ブログ9年・過ぎし日々のセレナーデ。

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 2004年にスタートしたブログ書きClick!が、この11月24日より10年目に入った。あれだけ流行った誰でも情報が発信できる「ブログ時代」のブームはとうにすぎて、いまやSNSのfacebookのほうが盛んだろうか? でも、ひとつの記事に2,900文字余の字数制限があるfbでは、ここ数年の記事がときに3,000文字を超えてるわたしにとっては、残念ながら使いものにならない。ましてや、fbにはおせっかいな機能や表示、知らぬ間に気持ちの悪い設定変更や勝手な規定、さらにわずらわしい誘導メールなどなど、「好きにさせて、放っといてくれ!」と、癇性のわたしには向かないようだ。相変わらずfbには、ブログのURLを貼りつけるだけでお茶をにごしている。
 少し前、長崎町大和田1983番地(現・豊島区南長崎)あった造形美術研究所Click!(のちプロレタリア美術研究所Click!)で、漫画講師をしていた八島太郎Click!をご紹介したが、八島の資料をいろいろ読みこんでいるうち、面白いことに気づいた。わたしが、ブログの記事を書くときにやっている方法と、八島太郎が絵本を創作するときにやっている方法論とが、似ていることに気づいたのだ。もちろん、八島の絵本はフィクションであり、わたしの記事はたまに突拍子もないオバカなオチャラケものもあるけれど、基本的には事実や史実にもとづいて書いているドキュメントだ。
 至光社が発行する季刊『ひろば』に、1964年(昭和39)から「児童絵本とは何か」を連載していた八島太郎だが、絵本づくりの方法論について触れている箇所をちょっと引用してみよう。
  
 物語の醸成をまって、壁の大封筒は四つの封筒にとってかわる。今までのすべての材料を、起・承・転・結の四つに分類するのである。/材料が起承転結のいずれに属するか不明のこともあるので、なお思索検討をふかめつつ、あれこれと入れかえて作業をつづける。感動の高さをつくる転の封筒が材料不足となれば、材料のよびだしにかえらねばならない。また、起の封筒には材料がありすぎるとなれば、他との調和をはからねばならない。/物語とは、ある環境のなかでの諸事情をつうじて諸性格をうごかす筋である。だから四つの封筒の材料は、何処で----いかにはじまり、いかに展開し、いかに昂まり、いかにむすばれてゆくかの構成をつくるものなのである。あるところまでゆけば、その均整工合はかんたんな図にすることができる。/わたしの場合は、構成=環境、事件、性格を肉づけるのに架空ということはなく、みな現実の材料によるという方法である。
  
 “物語”でもフィクションとドキュメントのちがいはあるにせよ、取材を含めて記事を制作する方法論が、わたしとほぼ同じだということに気づく。壁に大封筒を貼りつける代わりに、わたしはPCのデータフォルダやクリアファイルで密接に関連しそうな、あるいはいつか結びつきそうなテーマを適当に分類し、そこへ入手したデジタルデータや紙資料を放りこんでおく。フォルダは、八島太郎のように必ずしも「起・承・転・結」という展開軸ではなく、出来事や事件が起きた時代軸(時間軸)だったり、あるテーマの周辺にみられる類似テーマだったり、ときにはピンポイント的な“場所”だったりするのだが、しばらくすると、記事を起こすのに適した1本の筋書きが見えてくることが多い。
八島太郎.jpg 雨傘1958.jpg
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 わたしの場合、あるテーマをひとつの出来事や切り口のみで記事にすることはあまりなく、タテ軸の時間軸(時代・世相など)Click!を重ねあわせ、またヨコ軸の水平軸(地域・地点など)を錯綜させて書くことが多い。これは、できるだけ同一の地点で起きた出来事を3D的に表現し、また同時にその出来事が単独で起きているのではなく、ときを同じくして別の場所ではなにが起き、誰がなにをしていたかという、同時代性ないしは社会性を際立たせたい気持ちがあるからだ。
 それは、物語にふくらみとリアリティをもたせたいというのが一義的な理由なのだけれど、「歴史」ないしは「日本史」、ときに「地域史」として整理され、小さくまとまってしまった出来事や、ご都合主義的に解釈されている史実や事件、さまざまな人々の生活や死が、どこか特別な異次元空間に存在していたものではなく、ましてや本や資料の活字上で起きているわけでもなく、わたしたちが生きている現代の地点(現場)へと直結する、「ついこの間」の延長線上に存在していたもの・・・というような感触を、できるだけ大切にしたいからだと思う。
 さて、9年間の記事を見わたしてみれば、落合地域とその周辺域で過去に生きた、あるいは現代に生きている、多彩な人たちの生と死の軌跡が見えてくる。時代状況的に表現するなら、北海道や東北地方からせっせと目白崖線まで、石器の材料となる岩石を運んでいた“物流”面での旧石器時代人から、ロジスティクスやトレーサビリティシステムを張りめぐらせた、めまぐるしい21世紀の今日に生きる現代人まで。また、職業・仕事的な切り口からは、真夏に棒打ち歌を唄いながら麦を収穫する二毛作の農民から、落合地域に巨大な西洋館群を建てた華族たち、芸術分野では画家や文学者、音楽家たち、大正期の東京郊外に文化住宅街を形成した“中流”市民から、データセンターでサーバの仮想化によるリソースプールづくりと、「ユーザ振り出し」の仕組みづくりで片方の肩の荷を下ろしただけでなく、そろそろSDNで両肩の荷を下ろしたがっているw、運用管理のPMやSEにいたるまで、ありとあらゆる職業や仕事を手がける人たちが登場している。
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小野田製油所.JPG 下落合04.JPG
 その昔、戦後すぐのころ「全体小説」(野間宏は「総合小説」)という表現法が、文学界で盛んに論じられたことがあった。海外の作品では、トルストイの『戦争と平和』やプルーストの『失われた時を求めて』、サルトルの『自由への道』などが、その概念の作品にあたるとされている。日本では、大西巨人や野間宏、五味川純平、埴谷雄高Click!などの作品が有名だ。わたしも、いまだ体力も集中力もあった学生時代、これらの作品を一気に読んだものだ。たとえば、野間宏の『青年の環』は、全5巻6,000枚におよぶ大作で、わたしは夏休みを利用し1週間かけて読んだ記憶がある。
 日中戦争を背景として、昭和10年代の大阪を舞台に富豪家に生まれ、挫折して性病に罹患したデカダン気味のボンボンと、市役所の官吏をつとめる思想に誠実でマジメな男、そして被差別部落出身の策謀家などが主人公で、人間関係や社会関係を重層的かつ総体的にとらえた、長い長い作品だ。夏場のむせかえるような暑いシーンが多く、読後は友人がいったとおり、よく冷えたビールが美味かったのを憶えている。
 この「全体小説」という文学用語のひそみにならえば、当初の“(城)下町ブログ”Click!などはどこへやら、まことに結果論的かついい加減な総括で汗顔のいたりなのだが、拙サイトは落合地域を旧石器時代から現代まで(新生代=武蔵野礫層の下層で産出する貝化石Click!もご紹介しているので、実はもっと前からなのだが)、また、あらゆる階層や職業の人々が入れ代わり立ち代わり登場する、落合地域の「全体ドキュメント」あるいは「全体地誌」とでも表現できるかもしれない。換言すれば、フランスの画家アンリ・リヴィエールの甥であり、人類・技術・芸術・民俗博物館のコンセプトを1940年代に世界で初めて起ち上げたジョルジュ=アンリ・リヴィエールの、自然を含めた地域全体を表現する“エコ・ミュゼ(Ecomuseum)”の概念につながるものなのかもしれない。
 別に“有名人”だろうが、尋常小学校しか出ていない美味しい落合野菜をつくりつづけたおじいちゃんだろうが、御用聞きと勝手口で立ち話をする主婦だろうが、相馬邸は太素神社の神楽殿下に住みついた浮浪者だろうが、目白文化村Click!の邸を物色してまわるドロボーだろうが、あらゆる人々の軌跡や生活に眼を向け、そして可能な限りこちらでご紹介していきたいと思っている。
月三惣講社石碑.jpg 神田川.jpg
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 余談だけれど、山手ではあちこちで「どちらのご出身?」と訊かれるのに、ちょっと閉口している。下町では、「出身は?」と訊かれたら町名ないしは地域名(土地名)を答えるのが普通なのだが、乃手では最終学歴(おもに大学名)を意味する場合がほとんどなのだ。学校や学歴で人格や人間性、人情、アイデンティティが形成されるとは、さらには地霊(ちだま=いわゆる民族学あるいは文化人類学でいうゲニウス・ロキ)が宿るとは、わたしは考えていない。いままで、「出身は?」と訊かれて答えたら、ツーッてばカーで即座にお話が通じたのは、第二文化村の安東様Click!の「あら、あたしは人形町なのよ」のおばあちゃんと、画家の子息でおられる「オレは、神田だよ~」の斎藤昭様Click!など、とても少数なのが、ちょっとさびしい。

◆写真上:下落合の東端、日立目白クラブ(旧・学習院昭和寮Click!)の敷地にある竹林。
◆写真中上上左は、1970年代の八島太郎。上右は、1958年(昭和33)に米国で出版された『雨傘』(日本では福音館書店)。は、秋の陽射しがまぶしいオバケ坂Click!
◆写真中下は、公園の拡張工事がつづく御留山・相馬邸跡Click!下左は、小野田製油所Click!に残る江戸期の製法からつづく搾油用の石製粉砕器。下右は、野鳥の森公園の小流れ。
◆写真下上左は、薬王院に残る富士講「月三惣講社」Click!の記念碑。上右は、昔もいまも下落合を流れる神田川(旧・神田上水=平川)。は、大雪が降った日の下落合の森。

この記事へのコメント

  • ChinchikoPapa

    貴船のひんやりとした、静謐な空気が画面からも伝わってきますね。
    nice!をありがとうございました。>opas10さん
    2013年11月24日 00:35
  • いっぷく

    これだけのヴォリュームある良質コンテンツは
    facebookではもったいないです
    2013年11月24日 04:07
  • うたぞー

    東京と言えば東のいわゆる下町が歴史として長く、
    新宿より西側が歴史の表舞台に出てきてからは
    歴史が浅いのだなぁと改めて思いました。
    戦前までは牧歌的な様相を呈していたということですね。
    2013年11月24日 08:36
  • hanamura

    「太陽系第3惑星」と答えることは無さそうです。
    2013年11月24日 08:42
  • kiyo

    満9年達成、おめでとうございます。
    blogを9年は長いですね。
    しかも、これだけの調査と記録の宝の山のようなblogを9年とは、驚愕です。
    そして、来年は10周年ですね。
    凄いなぁ。

    いっぷく さんも書いておられるとおりに、これだけの記録・資料の保管庫としては、facebookやmixiなどのSNSは適さないと思います。
    向こうの都合で、勝手になくなったり、削られたり、場合によっては、2次的な記事を勝手に作られたりする可能性があります。

    制度として、良質コンテンツを保護・保管するための日本政府主導の公式アーカイブが欲しいですね。
    2013年11月24日 09:30
  • 古田 宙

    十周年おめでとうございます。こんなに長い期間継続なさっていたとは存じませんでした。
    私はつい最近来のファンなのですが、文学・美術・音楽から考古学や歴史・地理にまで深い知識と念の入った調査には、ただただ感服するものです。
    これからも毎週楽しみに読ませていたきます。
    2013年11月24日 09:35
  • NO14Ruggerman

    ブログ10年目突入おめでとうございます。
    これからもまだまだ自分が知らない下落合の魅力を
    楽しみにしております。
    2013年11月24日 16:07
  • ChinchikoPapa

    スクリーンで、上演中のオペラが観られるのはいいですね。新歌舞伎座もやってくれないでしょうか。nice!をありがとうございました。>ryo1216さん
    2013年11月24日 22:27
  • ChinchikoPapa

    いっぷくさん、コメントとnice!をありがとうございます。
    SNSは基本的にクローズドなので、誰でもすぐにコンテンツを見つけて閲覧できる・・・という、インターネット本来の「オープン環境」とはコンセプトがやや異なりますね。
    2013年11月24日 22:34
  • ChinchikoPapa

    Yahoo!の空中写真は、ちょっと配慮が足りないですね。雲の存在を想定して、同一空路を複数回撮影しているはずですが、掲載時に細かく検証していないのでしょうか。nice!をありがとうございました。>dendenmushiさん
    2013年11月24日 22:51
  • ChinchikoPapa

    うたぞーさん、コメントとnice!をありがとうございます。
    東京の西部は、市街地化するのが遅かったぶん、現代に直結するダイナミックな物語が眠っていますね。いわば、東京の同時代性の強いエリアが西部で、歴史と伝統に裏打ちされた物語の宝庫が、城下町としての東京東部ということでしょうか。
    2013年11月24日 23:14
  • ChinchikoPapa

    これは、マクリーンの愉快なアルバムですね。なんか、吹っ切れて帰ってきた・・・そんな印象の作品です。nice!をありがとうございました。>xml_xslさん
    2013年11月24日 23:18
  • ChinchikoPapa

    hanamuraさん、コメントとnice!をありがとうございます。
    出身地を「東京です」と答えられても、範囲が広くそれぞれ個性があり、特色ある街が多すぎて、ちょっととまどってしまいます。
    2013年11月24日 23:25
  • ChinchikoPapa

    高安寺の彫刻は、質が高くて非常によさそうですね。奪衣婆がいるということは、本堂には閻魔が安置されているのでしょうか。nice!をありがとうございました。>kurakichiさん
    2013年11月24日 23:34
  • ChinchikoPapa

    ご訪問とnice!を、ありがとうございました。>げいなうさん
    2013年11月24日 23:35
  • ChinchikoPapa

    先日、郊外の温室で、出荷直前のシクラメンが花をつけているのを見ました。いよいよ年末ですね。nice!をありがとうございました。>ネオ・アッキーさん
    2013年11月24日 23:38
  • ChinchikoPapa

    kiyoさん、コメントをありがとうございます。
    9年は長いですが、こうやって過ぎてしまうと「ついこないだ、目白文化村の記事をスタートしたばかりなのに」・・・という気がしないでもないですね。
    いちおうは登録して、リンクだけはアリバイ的にアップしているfacebookですが、どうもシステムのインタフェースや使い勝手が、わたしの感覚とは異なるようです。でも、単に勉強していないだけかもしれないのですが。^^;
    落合地域や山手もいいのですが、10年目はもう少し下町の記事を書こうか・・・などと考えているこのごろです。
    2013年11月24日 23:45
  • ChinchikoPapa

    古田さん、コメントをありがとうございます。
    土日にしか取材や調べものにまわれず、まだまだ不十分な内容だと感じています。もう少し、自由な時間が増えればいいのですが、なかなか思うようにいかないですね。
    まとまった時間がないため、宙ぶらりんになっているテーマや記事が、けっこうたまってきてしまい、気ばかり焦ってもこればかりは仕方がないですね。できるだけペースを崩さず、取材や調べが不十分な記事は、いちおうそのままの状態で書いてしまい、詳しい方からの新たな情報をネットに依存して待つ・・・というような、不精なやり方が増加気味です。^^;
    2013年11月24日 23:55
  • ChinchikoPapa

    NO14Ruggermanさん、コメントとnice!をありがとうございます。
    古田さんへのリプライでも少し触れたのですが、わたしが知らないことについて、ネットをお読みの方からご教示いただくという、いい意味での情報の収集・集積(悪くいえばネットに依存した不精なのですが^^;)により、もっといろいろ多彩なことがわかってくるのを、わたし自身も楽しみにしています。
    2013年11月25日 00:00
  • ChinchikoPapa

    路面電車に乗って、ゆっくり散歩するにはちょうどいい季節ですね。
    nice!をありがとうございました。>茶の間おやじさん
    2013年11月25日 00:03
  • ChinchikoPapa

    先日も、王子から西ヶ原界隈を散歩しました。実は、下落合のある目白崖線とは地形的にも、昔の地名でも相似しているのが面白いですね。nice!をありがとうございました。>redroseさん
    2013年11月25日 00:07
  • ChinchikoPapa

    「happy memories2013 」を拝聴していたら、子どものころのガスストーブの炎が匂うクリスマスを思い出してしまいました。nice!をありがとうございました。>アヨアン・イゴカーさん
    2013年11月25日 00:11
  • ChinchikoPapa

    世界各地へ進出している亀甲萬(キッコーマン)の姿を、幕末の彰義隊や靖共隊を支援しつづけた茂木七郎左衛門が見たら泣いて喜ぶでしょうね。nice!をありがとうございました。>fumikoさん
    2013年11月25日 10:20
  • ChinchikoPapa

    紅葉に藁葺屋根が、とてもよく似合いますね。
    nice!をありがとうございました。>yamさん
    2013年11月25日 10:25
  • ChinchikoPapa

    カオシレーター2は、満足に楽器ができないわたしとしては、ちょっといじってみたくなりますね。nice!をありがとうございました。>やってみよう♪さん
    2013年11月25日 10:31
  • ChinchikoPapa

    津和野は、一度行ってみたい街ですね。その昔、津和野の一歩手前まで出かけて、もどってしまったのが心残りなのです。nice!をありがとうございました。>ぼんさんさん
    2013年11月25日 10:33
  • ChinchikoPapa

    映画「のんちゃんののり弁」は観てませんでしたが、ちょっと惹かれる映画ですね。nice!をありがとうございました。>makimakiさん
    2013年11月25日 10:44
  • かあちゃん

    あれからもう9年!来年は10周年ですね!WOW!コメントを差し上げようと思うのですが、それさえも私には書く気力がございません。それなのに、Papaさんは、9年もこのような手間と努力を惜しまず、続けていらっしゃることに感動すらおぼえます。時間のある限り楽しませて頂いておりますが、本当に、いつか書籍化されたらいいのにと思います^^私も先月辺りからFBのビジネスサイトに関係の無い輩の写真がアップロードされたり、リンクされたりと頭の痛いことが続き(しかも、PCからとスマホからの見え方が違うのです)もう止めてしまおうかと思いましたが、お客さんのあることですしそう簡単にもいかず、放ってありますが。うちの主人のように、ネットは全く興味の無い人間が一番気楽そうで羨ましいです^^;;
    2013年11月25日 10:48
  • ChinchikoPapa

    かあちゃんさん、コメントをありがとうございます。
    杏奴でご一緒したのが、ついこの間のような感覚でいたのですが、なんだか時間が過ぎ去ってしまうと早く感じるのは、歳のせいでしょうか。記事は、空いた時間にできるだけ書きためておくのですが、さすがに忙しいときは放置状態がこのところつづいています。2日おきの更新というのも、ちょっときつく感じるこのごろです。以前、隔日で更新していたのが、われながらちょっと信じられません。^^;
    fbは、知り合いから「変なことになってるよ」と立てつづけに指摘されてから、ちょっと警戒しています。わたしとは、まったく無関係な学校の卒業生にされていたり、職業が勝手に変えられていたりと、気味の悪さを感じますね。おかしな“ふるまい”に呆れて、このところここの記事のリンクを張るだけのメディアになっています。
    2013年11月25日 11:38
  • SILENT

    神田に勤めて32年、最初美土代町を、みどよちょうといって笑われました。江戸っ子は神田を、「かんた」と言ったと聴いていいなと何故か思いました。その会社からは日本橋三越の姿も神田駅のホーム越しに望めたそうです。日本橋と山手何か客層で繋がっていたのでしょうか。出身はと聴かれれば、「関東」と答えます。関東と言っても広いのですが。
    ブログ10周年速いものですね。これからの十年も期待しております。
    2013年11月25日 11:48
  • Marigreen

    小学校の同窓会の幹事に「同窓会に出られない人のためにもサイトを立ち上げてはどうか?」と提案したところ「それは無理だ。パソコン持ってない人がほとんどだから」と言われてしまい、びっくりした。私と同世代でパソコン持ってない人がたくさんいるとは思ってもみなかったからだ。私より若い世代でも、パソコン教育を受けてこなかった人たちにパソコンを持っていない、或いは使えない人が多い。況や高齢者においてをや。こういうデジタル・デバイドの問題をどうしたらいいのだろう?
    2013年11月25日 16:38
  • ChinchikoPapa

    『センチメンタルな旅』の画面は、わたしが初めて一眼レフを手にし「アサヒカメラ」誌を書店で買ったその号に、特集で掲載されていた作品群で印象が残っていますね。陽子夫人との新婚写真が生々しかったのを憶えています。nice!をありがとうございました。>SILENTさん
    2013年11月25日 16:59
  • ChinchikoPapa

    冷蔵庫を開けるのが、楽しみになりますね。
    nice!をありがとうございました。>teftefさん
    2013年11月25日 17:07
  • ChinchikoPapa

    Marigreenさん、コメントをありがとうございます。
    Marigreenさんの同窓生ということは、わたしともほとんど変わらない世代でしょうから、PCを持っていない人のほうが、むしろめずらしいのではないでしょうか? わたしと同世代で、PCないしはタブレット、スマホなどでWebを見られる環境をお持ちでない方は、まずいませんもん。
    わたしの周囲では、60歳以上の方が普通に拙サイトにアクセスしてくださっており、80代の方々もいらっしゃいますので、年齢ではなく興味や趣味、好奇心などの問題ではないかと・・・。
    2013年11月25日 17:14
  • ChinchikoPapa

    SILENTさん、コメントとnice!をありがとうございます。
    わたしはエリアが異なるためか、神田美土代町をずいぶんあとまで「みとよちょう」だと思っていました。^^; 親父に笑われて訂正され、高校生のころ初めてちゃんと覚えられました。古代史で、「出雲の神田一族」などと書かれるときは、いまでも「かんた」と読ませるのかもしれません。(ルビを見たことがないので不明ですが)
    日本橋は江戸期から、神田や尾張町(銀座)は明治以降から、東京中の顧客を集めるショッピング街の様相を呈するようになりますから、山手の顧客も多かったのではないでしょうか。山手側に、目立った商業地域が形成されるのは大正期からだと思います。
    2013年11月25日 17:26
  • ChinchikoPapa

    いま、みかんの風味がいちばんおいしい季節ですね。毎日、2~3個は食べています。nice!をありがとうございました。>沈丁花さん
    2013年11月25日 18:40
  • ChinchikoPapa

    先日、わたしはJAZZ喫茶ではなく、ほんとうに久しぶりに名曲喫茶へ行ってきました。リクエスト用のディスコグラフィーを見ると、演奏家とオーケストラとの組み合わせから、おそらくデジタル録音によるLPがもっとも高い水準の技術をもっていた、1980年代半ばで「時間」が止まっていました。CDへは移行しなかったお店のようです。nice!をありがとうございました。>ぼんぼちぼちぼちさん
    2013年11月26日 12:23
  • うつぎれい

    こないだNHKETVで天童荒太と中谷美紀の対談での小説「永遠の仔」の極めてアナログな作り方を聞いていたこともあって、ブログ作成法の説明、なかなかに興味深かったです。

    登録者を増やしたいが為に、今では人定も不確かなフェイスブックなどがソーシャルネットワークを名乗る事の方があつかましいと思っています。
    じつは身元確認のない会員登録など、所詮、バーチャルネットワークに過ぎないのですから、SNS等と名乗らずにVNSのままで好いではりませんか?
    私はリアルになるほどネットワークサービスはつまらなくなり、建前と計算ばかりの物言いになり、創造性が死ぬだろうと思ってます。
    本当に中身で勝負したければバーチャルの方が面白い。
    勝間和代女史がフェイスブックに登録しようとしたら既に偽者が登録して巾を利かせており、本物が偽者扱いされて登録不能だったというのは本人がテレビで言ってたから事実でしょう。というワケで私はフェイスブックとザッカーバーグの露骨なやり方が嫌いなので未だに登録してません。
    ツイッターは新しいページの告知に便利だからやってますけどね。

    ミカン、予め皮を剥いて2~3粒ずつにバラしといて冷凍し、最も食べ易い冷凍ミカンにして食べるのがこの頃のマイブームですね。
    2013年11月26日 17:12
  • ChinchikoPapa

    うつぎれいさん、こちらにもコメントをありがとうございます。
    もともとfacebookとは、いわゆるUIやユーザビリティの本質面で、わたしとは反りが合わないようですね。しばらく使っていると、その操作感や使用感にイライラしてきますので、ザッカーバーグのUXにもとづく設計思想からして、すでにわたしと噛み合っていないのではないかと思います。勝間和代氏の話は、興味深いですね。w
    子どものころ、夏になると駅で冷凍ミカンを売っていたのを思い出しました。ちょっと、凍らせて味わってみたくなりました。
    2013年11月26日 18:50
  • ChinchikoPapa

    こちらにも、nice!をありがとうございました。>sonicさん
    2013年11月27日 23:04
  • ChinchikoPapa

    こちらにも、nice!をありがとうございました。>月夜のうずのしゅげさん
    2013年11月29日 23:30
  • sig

    こんばんは。9年にもわたるChinchikoPapaさんのこのブログの視点にうなづきながら、それが揺るぎなく続いていることに感動いたしました。(自分のおざなりなブログを思って、汗です)
    2013年12月02日 17:53
  • ChinchikoPapa

    sigさん、コメントとnice!をありがとうございます。
    いえ、かなりご都合主義的で結果論的な総括になっていますので、上記のお言葉は今後の戒めとして心に刻みたいと思います。(汗)
    書いても書いても物語が尽きないのは、おそらくどこの地域でも同じなのでしょうが、たまる資料を横目でにらみつつ、気力がどこまでつづくのかの自分自身との“勝負”のような気もしますね。^^;
    2013年12月02日 18:25
  • suzuran6

    大変遅ればせながら・・・
    ブログ開設10年目おめでとうございます。
    高田馬場、下落合の駅のあたりを検索していてここにたどり着いたのですが、ちょくちょくお邪魔するようになりました。
    最近は家でじっくりとブログ巡回をしている時があまり作れずに、お邪魔する間隔が伸びてしまっておりますが・・・
    これからもお邪魔いたしますので、よろしくお願いいたします。
    2013年12月13日 08:29
  • ChinchikoPapa

    suzuran6さん、こちらにもコメントとnice!をありがとうございます。
    なんだか、丸9年間も書いてきたとは思えず、あっという間だったような感じがしています。ブロガーたちが下落合に集まって、さて、じゃあわたしも始めてみようかな・・・と思ったのは、ついこの間のような気がします。早いものですね。
    これからも、この界隈に眠る物語を少しずつ書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
    2013年12月13日 10:59
  • ChinchikoPapa

    50~60年代のJAZZは、スタンダードナンバーのコードやモードをベースに演奏している曲が多いですね。nice!をありがとうございました。>lequicheさん
    2013年12月14日 10:09
  • ChinchikoPapa

    こちらにも、nice!をありがとうございました。>さらまわしさん
    2014年01月21日 23:11

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下落合の海が見たい!
Excerpt: 少し前、ブログ9周年を記念する記事Click!で、落合地域から産出する化石のことについて触れたのだが、確かに過去の記事には貝化石について触れたものはあるけれど、かんじんの化石の詳細や種類についてはなに..
Weblog: 落合道人 Ochiai-Dojin
Tracked: 2014-02-10 00:00